https://youtu.be/lnKP84sQAE8?si=BzK4DVq6dJeSNkWY

🤓Special Thanks to🤠Shin Films


小源太演じた田崎潤は黒澤映画、東宝怪獣映画、「仮面ライダーＸ」に出演経験のある極めて珍しい俳優さんかもね🤓

『 リバー、流れないでよ 』RIVER (2023)

原案・脚本 上田誠
監督・編集 山口淳太
プロデューサー 大槻貴宏
撮影 川越一成
音楽 滝本晃司
主題歌 くるり 「Smile」
製作・配給 トリウッド、ヨーロッパ企画

出演者 (配役)
藤谷理子 (ミコト)《仲居》
鳥越裕貴 (タク)《料理人見習い》
本上まなみ (キミ)《「ふじや」女将》
早織 (チノ)《仲居》
永野宗典 (「ふじや」番頭)
角田貴志 (料理長)
酒井善史 (板前)《理数系が得意》
諏訪雅 (ノミヤ)《宿泊客》
石田剛太 (クスミ)《宿泊客》
近藤芳正 (オバタ)《作家》
中川晴樹 (スギヤマ)《オバタの担当編集者》
久保史緒里(乃木坂46) (ヒサメ)《旅行者》
土佐和成 (猟師)
諸岡航平 (モリオカ)《隣りの旅館の板前》
黒木正浩 (シラキ)《隣りの旅館の板前》
ほか 。

メモ１📝
京都を拠点に活動している演劇集団《ヨーロッパ企画》の主宰者 上田誠の原案・脚本によるＳＦコメディ映画。京都の貴船にある老舗旅館を舞台に突如発生した《2分間の無限ループ》に振り回される人々を面白おかしく描いている。

メモ２📝
冬の京都、貴船にある老舗料理旅館《ふじや》で仲居として働くミコト (藤谷理子)は貴船川のほとりに佇み物思いにふけっていた。

まもなく仕事に戻り番頭 (永野宗典)と雑談をしながら部屋の後片付けをしていたが、気付くと何故か２分前にいた貴船川のほとりに戻ってしまった。

単なるデジャヴかと思ったが、この不思議な現象は自分だけではなく他の従業員や宿泊客にも起きていて皆んな２分間の無限ループに巻き込まれていた…。

メモ３📝
あらすじはこのぐらいにしときましょう。これ以上書くと野暮ってもんですから🥴予備知識ゼロで観た方が絶対面白いですからね🤓これスクリプター(記録係)は大変だったろうな～って思いますね。１ループ(？)１カットの長回しだから役者さんも緊張したでしょうね。ミスしたらもう1回最初からですもんね。カメラも俳優を追い旅館内から野外まで縦横無尽に駆け回るのもダイナミックですね🤓雪が降りしきる中ミコトとタクを撮った映像は息をのむくらい美しいですね🤓

メモ４📝
映画の舞台となった老舗旅館《ふじや》は主演の藤谷理子の実家だそうですよ。どうりで関係者しか分からない近道ルートを知ってるわけですな🤓私は上田誠(ヨーロッパ企画)の名を知ったのはドラマ「時をかけるな、恋人たち」(2023・カンテレ)かな。こちらは普通のOL(吉岡里帆)がひょんなことから違法なタイムトラベラーを取り締まるタイムパトローラーになるというもの。こちらも面白いので興味ある方はぜひ🤓何書いてもネタバレに繋がりそうだからこれぐらいにしときましょうか🤠

https://youtu.be/G2JxwtsfWhA?si=k2VHajwWmh1s6jAa

🤓Special Thanks to🤠 Terebi Plus


宿泊客 クスミ演じた石田剛太は「時をかけるな、恋人たち」だとタイムパトローラーの上司ですね🤓(画像①右)

『 どっちにするの。』 (1989)

脚本 / 監督 金子修介
原作 赤川次郎 「女社長に乾杯！」
製作 藤峰貞利
企画 サンダンス・カンパニー
製作総指揮 周防郁雄(バーニング・プロダクション)
プロデューサー 酒井良雄
共同プロデューサー 藤田義則(Ｊ・Ｓ・Ｃ)
アソシエイトプロデューサー 木村典代、加藤克行
撮影監督 高間賢治
編集 富田功
音楽 川崎真弘
主題歌 中山美穂 「Virgin Eyes」

出演者 (配役)
中山美穂 (桑田伸子)
風間トオル (沢口文彦)
宮沢りえ (波子・パンプキン)
伊藤智恵理 (高橋純子)
石橋蓮司 (児玉益男)
石井光三 (カワイ製菓社長)
山本清 (景山部長)
上田耕一 (岬課長)
津村鷹志 (青木栄一郎)
大月ウルフ (パンプキン会長)
草薙良一 (デパート主任)
加藤和夫 (尾島社長)
石井富子 (大林委員長)
千うらら (稲田和子)
片桐はいり (トークショー司会)
日原麻貴 (まき)
中嶋美智代 (女子高生)
渡辺航 (操縦士)
米山善吉 (居酒屋店員)
小林克也 (北林係長)
真田広之 (山本淳)
ほか 。

メモ１📝
赤川次郎の小説「女社長に乾杯！」をにっかつ映画出身での金子修介が脚本/監督したおもちゃメーカーを舞台にした中山美穂主演の長編映画。

メモ２📝
アメリカに本社がある都内の玩具メーカーに勤務する
桑田伸子 (中山美穂)と後輩の高橋純子 (伊藤智恵理)は定時になった途端オフィスを後にしロッカールームでメイクし退社してアフターファイブを楽しむ現代的なOL２人組。その２人から日頃から馬鹿にされているうだつの上がらない万年係長の北林 (小林克也)。

その３人にある日転機が訪れる。経営が傾きつつあった会社は人事を一新し新たなリーダー選びを社内コンピューターに委ねた。その結果、純子が社長､伸子が副社長、万年係長の北林が専務取締役だった。もちろんこれはアクシデントがもたらしたコンピューターのミスであった。

裏では会社乗っ取りを狙うグループが暗躍していて今回選ばれた無能な３人の経営により､会社が倒産になれば乗っ取りはスムーズにいくとみて彼らはしばらく様子を見ることにした。

メモ３📝
これは実に豪華なキャスティングですね。中山美穂は「ビーバップハイスクール」(1985)「ビーバップハイスクール 高校与太郎哀歌」(1986)に続いての映画出演。コメント欄にもあるようにこの時期彼女めちゃくちゃ仕上がってます(つまり美人ってことね🤓)宮沢りえは「ぼくらの七日間戦争」(1988)に続いての2本目の映画出演。いや～フレッシュですね🤠

メモ４📝
私的には金子修介監督は平成ガメラ三部作(1995ー1999)を撮りあげた監督って印象が強いんだけど2001年にはゴジラ映画「ＧＭＫ」も撮ってますからね🤔ガメラとゴジラの劇場映画監督した人って今後出てこないと私は思いますけどね🤔

メモ５📝
伊藤智恵理演じた高橋純子役は最初工藤静香だったそうですよ。ある事情で出演出来なくなって伊藤智恵理になったそうです🤔観ててなんで中山美穂が副社長役なんだろう？って思うけど工藤静香出演前提だったからなんですね🤔

https://youtu.be/fjPM5ZmCb8Q?si=-4YnOu-0GHpHuJdf

🧸Special Thanks to🧸Toru Suzuki


あれ？中山美穂と宮沢りえってTVドラマで義理の母子演じてなかったかな？と思ったらそれは後藤久美子でした😛

『 赤線地帯 』 (1956)

監督 溝口健二
脚本 成澤昌茂
原作(一部) 芝木好子「洲崎の女」
製作 永田雅一
撮影 宮川一夫
編集 菅沼完二
音楽 黛敏郎
製作・ 配給 大映

出演者 (配役)
京マチ子 (ミッキー)
若尾文子 (やすみ)
木暮実千代 (ハナエ)
三益愛子 (ゆめ子)
菅原謙二 (栄公)
川上康子 (しず子)
進藤英太郎 (四谷倉蔵)
見明凡太郎 (巡査・野々村)
田中春男 (大阪弁のセールスマン)
沢村貞子 (四谷辰子)
加東大介 (宮崎行雄)
多々良純 (やすみの客)
十朱久雄 (ニコニコ堂主人・塩見)
町田博子 (より江)
浦辺粂子 (おたね)
小川虎之助 (ミッキーの父親)
高堂国典 (ゆめ子の義父)
三好栄子 (ゆめ子の義母)
入江洋祐 (ゆめ子の息子・修一)
丸山修 (ハナエの夫)
ほか 。

『 赤線はGHQによる公娼廃止令(1946年)から売春防止法の施行(1958年)までの間に半ば公認で売春が行われていた日本の地域である。』

メモ１📝
女性の描き方に定評がある溝口健二監督が吉原にある「夢の里」で生活する娼婦たちの悲喜劇をリアルに描いた群像劇。この作品が溝口健二監督の遺作となった。

メモ２📝
売春防止法案が国会で議論されている頃吉原にある「夢の里」では娼婦たちがそれぞれの事情を負って生活していた。より江 (町田博子)は普通の主婦に憧れを抱き、唯一自宅からの通いのハナエ (木暮実千代)は結核の夫 (丸山修)と乳飲み子を抱え一家の家計を支えている。ゆめ子 (三益愛子)は田舎に残した一人息子 修一 (入江洋祐)との同居を夢見ている。やすみ (若尾文子)は甘い言葉で客を騙して金を貯め仲間の娼婦たち相手に金貸しをしてさらに貯金を増やしていた。大阪からド派手な不良娘のミッキー (京マチ子)が電撃加入し「夢の里」は華やかになる。

メモ３📝
溝口健二監督作品の紹介は「雨月物語」に続いて２本目ですね🤓作品のコンパクトさとテンポの良さは時代劇の溝口作品とはまた違う印象ですね。群像劇だから1人の女優さんをクローズアップすることなく均等に描いているのも良いですね🤓撮影は「雨月物語」「羅生門」と名作を担当した大映の名キャメラマン 宮川一夫。印象的な音楽で色を添える黛敏郎。

メモ４📝
京マチ子のミッキーは「地獄門」の袈裟と真逆のキャラですもんね🤓もう一人の大映の看板女優 若尾文子との競演作はまだあるのかな？🤔

メモ５📝
この作品観たことで《赤線》に興味わいて調べてみたらなんと地元にもあったんですね🤔東海道の宿場町だから昔からあって当然ではあるんですけどね🤔この前YouTubeで同じく赤線を舞台にした「州崎パラダイス赤信号」(1956・川島雄三監督)観たけどこの作品も傑作でしたね🤓

https://youtu.be/uFwF5LWmhn0?si=x4cbfCeKcPB6zrVL

🤓Special Thanks to🤠 Cinema Hojo Ontem


キュートな若尾文子と映画「赤線地帯」出演者たちと溝口健二監督。(後ろでカメラ担いでいるのが宮川一夫キャメラマン)

『 股旅 』MATATABI / The Wanderers (1973)

監督 市川崑
脚本 谷川俊太郎、市川崑
製作 葛井欣士郎、富沢幸男、大岡弘光
撮影 小林節雄
編集 平野三郎兵衛、長田千鶴子
音楽 久里子亭、浅見幸雄
製作会社 ATG、崑プロ
配給 ATG

出演者 (配役)
萩原健一 (黙太郎)
小倉一郎 (源太)
尾藤イサオ (信太)
井上れい子 (お汲)《又作の若い嫁》
常田富士夫 (仁義を受ける子分)
加藤嘉 (又作)《博打好きな老人》
神太郎 (平右衛門)《又作の息子》
大宮敏充 (半貸切の安吉)《源太の父親》
二見忠男 (番亀)《ドケチ》
野村昭子 (おはる)《安吉の内縁の妻》
和田文夫 (壺振り)
吉田友紀 (余助)
坂本長利 (旅籠の亭主)
戸田浩久 (ナレーター)
ほか 。

メモ１📝
ATG(日本アートシアターギルド)に市川崑が企画を持ち込み実現した異色時代劇。渡世人に憧れ故郷を捨て全国各地の貸元(賭場)を漂流する3人の若者のロードムービー。

メモ２📝
時は江戸後期天保の時代。渡世人に憧れ百姓なんてやってられないと生まれ故郷を飛び出した源太 (小倉一郎)、信太 (尾藤イサオ)、黙太郎 (萩原健一)は貸元(賭場を仕切る親分衆のこと)を転々としながら細々と生活していた。飯と寝所を与えてくれた貸元には《一宿一飯の恩義》が生まれそれは《絶対的な服従関係》を意味するのだ。

メモ３📝
これは日本版アメリカン・ニューシネマ(日本なのか？アメリカなのか？よく分からなくなってるけど🥴)というか日本版イージーライダーかも知れないですね🤔分析するとけっこう共通点あるんですよね。在るべき姿の自分を探す旅をしていること。その旅の途中で仲間と出合いそれがきっかけで社会の矛盾や残酷性を知る。そして仲間との別れ。突然訪れる死…。

メモ４📝
撮影場所は長野県の山間部の過疎化農村で約一月で撮影されたそうです。様式美なチャンバラと真逆なリアルな斬りあいは学生運動での学生と機動隊の衝突を思わせますね🤔

メモ５📝
黙太郎 (萩原健一)が関西弁。源太 (小倉一郎)が標準語(？)信太 (尾藤イサオ)が遠州弁(三河弁？)特に尾藤イサオの拡張された三河弁が癖になりますね🤓「知りたくもにゃーよ」

https://youtu.be/rP4n_-o7N7o?si=sQ4NXtnHE0A5-XEC


🤓Special Thanks to🤠 沖 直次郎


源太の父親演じた大宮敏充は昔《デン助》のキャラで人気を博したコメディアンの人みたいですね。お汲演じた井上れい子はこの作品のあとすぐ引退してしまったようだけど好演していますね🤓