378 名無しさん 2025/12/29(月) 13:37:38 ID:NpLjEmYY0 >>377 【烙印の円環、あるいは逃れられぬ血の檻】リビングに漂う濃厚な欲望の残り香と、無機質な静寂。かつて「家族」だった獣たちは、飽くことなくその肉細工に耽溺していた。しかし、運命の歯車は残酷な悪戯を仕掛ける。娘の柔らかな項に貼られていた「オナホ」のシールが、激しい愛撫と脂汗によって粘着力を失い、静かに床へと剥がれ落ちたのだ。1 覚醒と絶望の対面その瞬間、空間を歪めていた暗示が解け、「モノ」として扱われていた肉体が生身の人間へと引き戻された。「……あ、あ……っ」虚空を見つめていた瞳に光が戻り、娘は激しい悪寒と共に意識を取り戻した。視界に飛び込んできたのは、全裸で折り重なるようにして自分を貪っている、実の父と母の狂態だった。「……娘? なんで、ここに……」「性欲の塊」と化した父親が、呆然と呟く。しかし、その瞳に宿る光は温かな父性ではない。彼は、目の前の極上の「道具」が、突如としてより生々しく、より反応の豊かな「最高の獲物」にアップグレードされたことを理解しただけだった。「サイコパスレズビアン」の母親もまた、艶かしく口角を上げた。 「あら、壊れちゃったのかと思ったけど……まだこんなに美味しそうじゃない。逃がさないわよ」愛する両親から向けられる、おぞましい肉食獣の眼差し。娘は恐怖に喉を焼かれながら、無意識に足元に転がっていた下着をひったくり、震える手でそれを身に纏うと、狂乱の家から飛び出した。2 玄関口の番人「助けて……誰か、助けて!」涙で視界を滲ませ、下着一枚という無残な姿で玄関の扉を蹴破るように開ける。夜の静寂が肌に触れるが、家の中の地獄に比べればそれさえも救いに思えた。しかし、脱出を確信した彼女の前に、一人の影が立ちはだかっていた。街灯の逆光を背負い、不敵な笑みを浮かべて佇んでいるのは、あのスタンドで全てを始めた愉快犯の男だった。「おや、もう起きてしまったのかい? せっかくのお楽しみの最中だったのに」「どいて……お願い、逃がして!」 娘が叫び、男の脇をすり抜けようとしたその瞬間。男の指先が、彼女の剥き出しの肩に触れた。「君には、もっとふさわしい役目があるはずだ。家族(みんな)と一緒に、ね」彼女の肌に、新たなシールが叩き込まれた。 そこに刻まれた文字は――「性欲の塊」。3 帰還する生贄その瞬間、娘の脳内を駆け巡っていた恐怖と絶望が、瞬時にして沸騰するような熱狂へと書き換えられた。「あ……あ、ああっ……!」逃げ出そうとしていた足が止まる。彼女の意識は「被害者」から、自らも欲望を貪り、貪られることを至上命題とする「獣」へと変質した。もはや羞恥心など一欠片も残っていない。彼女は、先ほど必死の思いで身に付けた下着を、忌々しげなゴミのようにその場で引きちぎり、脱ぎ捨てた。再び完全な全裸となった彼女は、憑かれたような足取りで、自ら地獄の蓋が開いたままのリビングへと引き返していく。部屋には、使い尽くされて異臭を放つ「謎の物体」たちが無造作に転がっていた。それはかつての親友たちであり、今は「オナホ」として使い潰された成れの果てだったが、無垢な彼女はその物体が何であるかさえ知らず、友人であるとも認識しない。ただ、自分もあの「肉の塊」たちの輪に加わり、両親と共に果てることのない快楽の渦に身を投じることだけを望んでいた。「お父さん……お母さん……もっと、混ぜて……」玄関先に残された男は、暗闇の中で満足げに肩を揺らした。「素晴らしい。これこそが、あるべき家族の姿だ」扉の向こうからは、三人の「獣」たちが歓喜の声を上げ、互いの肉を食い荒らすような睦まじい喧騒が聞こえ始めた。かつての幸福な記憶も、血の繋がりも、全ては代用シールの魔力によって、底なしの愛欲を潤すための潤滑剤へと成り果てた。夏の生温かい空気が、引き裂かれた下着を静かに揺らしている。その家は、もはや救いの届かない、永劫に続く欲望の檻へと完結した。 1 0
>>377 【烙印の円環、あるいは逃れられぬ血の檻】
リビングに漂う濃厚な欲望の残り香と、無機質な静寂。かつて「家族」だった獣たちは、飽くことなくその肉細工に耽溺していた。しかし、運命の歯車は残酷な悪戯を仕掛ける。娘の柔らかな項に貼られていた「オナホ」のシールが、激しい愛撫と脂汗によって粘着力を失い、静かに床へと剥がれ落ちたのだ。
1 覚醒と絶望の対面
その瞬間、空間を歪めていた暗示が解け、「モノ」として扱われていた肉体が生身の人間へと引き戻された。
「……あ、あ……っ」
虚空を見つめていた瞳に光が戻り、娘は激しい悪寒と共に意識を取り戻した。視界に飛び込んできたのは、全裸で折り重なるようにして自分を貪っている、実の父と母の狂態だった。
「……娘? なんで、ここに……」
「性欲の塊」と化した父親が、呆然と呟く。しかし、その瞳に宿る光は温かな父性ではない。彼は、目の前の極上の「道具」が、突如としてより生々しく、より反応の豊かな「最高の獲物」にアップグレードされたことを理解しただけだった。
「サイコパスレズビアン」の母親もまた、艶かしく口角を上げた。 「あら、壊れちゃったのかと思ったけど……まだこんなに美味しそうじゃない。逃がさないわよ」
愛する両親から向けられる、おぞましい肉食獣の眼差し。娘は恐怖に喉を焼かれながら、無意識に足元に転がっていた下着をひったくり、震える手でそれを身に纏うと、狂乱の家から飛び出した。
2 玄関口の番人
「助けて……誰か、助けて!」
涙で視界を滲ませ、下着一枚という無残な姿で玄関の扉を蹴破るように開ける。夜の静寂が肌に触れるが、家の中の地獄に比べればそれさえも救いに思えた。しかし、脱出を確信した彼女の前に、一人の影が立ちはだかっていた。
街灯の逆光を背負い、不敵な笑みを浮かべて佇んでいるのは、あのスタンドで全てを始めた愉快犯の男だった。
「おや、もう起きてしまったのかい? せっかくのお楽しみの最中だったのに」
「どいて……お願い、逃がして!」 娘が叫び、男の脇をすり抜けようとしたその瞬間。男の指先が、彼女の剥き出しの肩に触れた。
「君には、もっとふさわしい役目があるはずだ。家族(みんな)と一緒に、ね」
彼女の肌に、新たなシールが叩き込まれた。 そこに刻まれた文字は――「性欲の塊」。
3 帰還する生贄
その瞬間、娘の脳内を駆け巡っていた恐怖と絶望が、瞬時にして沸騰するような熱狂へと書き換えられた。
「あ……あ、ああっ……!」
逃げ出そうとしていた足が止まる。彼女の意識は「被害者」から、自らも欲望を貪り、貪られることを至上命題とする「獣」へと変質した。もはや羞恥心など一欠片も残っていない。
彼女は、先ほど必死の思いで身に付けた下着を、忌々しげなゴミのようにその場で引きちぎり、脱ぎ捨てた。再び完全な全裸となった彼女は、憑かれたような足取りで、自ら地獄の蓋が開いたままのリビングへと引き返していく。
部屋には、使い尽くされて異臭を放つ「謎の物体」たちが無造作に転がっていた。それはかつての親友たちであり、今は「オナホ」として使い潰された成れの果てだったが、無垢な彼女はその物体が何であるかさえ知らず、友人であるとも認識しない。ただ、自分もあの「肉の塊」たちの輪に加わり、両親と共に果てることのない快楽の渦に身を投じることだけを望んでいた。
「お父さん……お母さん……もっと、混ぜて……」
玄関先に残された男は、暗闇の中で満足げに肩を揺らした。
「素晴らしい。これこそが、あるべき家族の姿だ」
扉の向こうからは、三人の「獣」たちが歓喜の声を上げ、互いの肉を食い荒らすような睦まじい喧騒が聞こえ始めた。かつての幸福な記憶も、血の繋がりも、全ては代用シールの魔力によって、底なしの愛欲を潤すための潤滑剤へと成り果てた。
夏の生温かい空気が、引き裂かれた下着を静かに揺らしている。その家は、もはや救いの届かない、永劫に続く欲望の檻へと完結した。