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ただ、
そもそもイエスの誕生 そのものが
ヘロデ大王による赤子大虐殺と不可分であり、
「クリスマス」というのは
それも含めて「記念(=記憶に留める)」する役割を
果たす日だったのではとも思いはする
(イエスの誕生日か否かは別として)。

イエス一人を殺すためにヘロデ大王が
「ベツレヘムとその周辺一帯にいる
 二歳以下の男の子を、一人残らず殺した」
(『新約聖書』
 「マタイによる福音書」2章16節)という大虐殺が
2000年前にもパレスチナで行なわれたことを
再確認するのも また、
クリスマス行事の意義であったのではとも思うのである。

その意味で、
イエスは初めから
「『がれき』の中」で生まれたのではなかったか。
はっきり言って、
世に祝福されて生まれたのではなかったのである
(『新約聖書』「ヨハネによる福音書」1章11節)。

〔注1〕
「これがパレスチナのクリスマス」 ガザの死者1万8000人超 聖地のクリスマス中止へ│TBSニュース
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/888688?display=1
〔注2〕
聖地のクリスマス、ガザ情勢受け中止 キリスト生誕は「がれき」の中│朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASRD964V4RD8UHBI046.html?ref=tw_asahi

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