聖地ベツレヘムでクリスマス中止
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ただ、
そもそもイエスの誕生 そのものが
ヘロデ大王による赤子大虐殺と不可分であり、
「クリスマス」というのは
それも含めて「記念(=記憶に留める)」する役割を
果たす日だったのではとも思いはする
(イエスの誕生日か否かは別として)。
イエス一人を殺すためにヘロデ大王が
「ベツレヘムとその周辺一帯にいる
二歳以下の男の子を、一人残らず殺した」
(『新約聖書』
「マタイによる福音書」2章16節)という大虐殺が
2000年前にもパレスチナで行なわれたことを
再確認するのも また、
クリスマス行事の意義であったのではとも思うのである。
その意味で、
イエスは初めから
「『がれき』の中」で生まれたのではなかったか。
はっきり言って、
世に祝福されて生まれたのではなかったのである
(『新約聖書』「ヨハネによる福音書」1章11節)。
〔注1〕
「これがパレスチナのクリスマス」 ガザの死者1万8000人超 聖地のクリスマス中止へ│TBSニュース
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/888688?display=1
〔注2〕
聖地のクリスマス、ガザ情勢受け中止 キリスト生誕は「がれき」の中│朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASRD964V4RD8UHBI046.html?ref=tw_asahi -
クリスマスイブもパレスチナ連帯
――名古屋のデモに230人――
https://imadegawa.exblog.jp/33749618/
■3つの一神教徒が平和メッセージ
「ガザ緊急アクションなごや」は
クリスマスイブである12月24日の夜に
「パレスチナ連帯デモ・なごや」を
中区の栄で行なった。
およそ230人が参加して、
「大量虐殺 今すぐやめろ!」、
「フリーフリーガザ!」といったコールを
クリスマスイルミネーションで きらめく
繁華街に とどろかせながら
力強くアピールした。
デモ前の集会では、
シオニズムに反対するユダヤ人や
キリスト教徒からの
平和を求めるメッセージの読み上げが有った。
またデモの後には
イスラム教徒による、
パレスチナの人々の無事を願うドゥアー(お祈り)も有り、
パレスチナの地で歴史的に共存してきた
3つの一神教の人々が
それぞれの立場から
平和を求めるメッセージを発する場と なった。
次の「パレスチナ連帯デモ・なごや」は
年明け1月7日(日)に有る。
【次回予定】
「パレスチナ連帯デモ・なごや」
日にち∶1月7日(日)
集会∶夕方5時時半〜
デモ∶夜6時〜
場所:久屋大通公園「光の広場」
(地下鉄「矢場町駅」2番出口を出て すぐ)
主催∶ガザ緊急アクションなごや
http://sdkfnsdnvnz.seesaa.net/article/501724013.html
レスを投稿する
――ガザでの死者1万8000人越え受け――
https://imadegawa.exblog.jp/33711212/
■イエスは元々大虐殺の中で誕生
パレスチナのガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が続き、
死者が1万8000人を超えている。
そうした中で、
イエス生誕の地とされるパレスチナのベツレヘムでは
クリスマス行事が中止と なる見通しだ〔注1〕〔注2〕。
「クリスマス中止」は「ネットのネタ」の定番だった。
だが、
こういうシャレにならない理由で中止に なるのが
「現実」であるというのが怖い。
「ネットの悪ノリ」でしかなかった
「クリスマス中止」の見出しが
大手マスコミで堂々と躍る日が来るとは思わなかった。
「クリスマス」そのものには
私も割と否定的な方ではあるはずなのだが……↓。
クリスマス(12/25)はイエスの誕生日ではない
https://imadegawa.exblog.jp/18285509/
ベツレヘム側とすれば、
年に一度の観光・巡礼の客を
逃すことに なるわけだから、
かなりの覚悟だ。
もっとも、
ベツレヘムが
イスラエルでなくパレスチナ領内に在ることを
このニュースで初めて知った人も居るらしい。
キャンペーンとしては有りだろう。