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>>64
ある同行日。大きい工場に納入する日。
いつもより品物や資料が多く、さらに敷地内の駐車場から建物へは遠く、長い階段を登って3階の納入先の事務所へ二人でふうふう言いながら向かう。
お互いに両手は商材で塞がっている。彼女が息を切らしながら階段を登っている表情は小動物みたいで、そうアンパンマンに出てくるドキンちゃんみたいでホッペが少し赤くなって可愛かった。
そのような状況で、私物のバックなんて持って行く訳にはいかず、大きな工場内で安心だったので社有車に鍵を掛けて置いて行った。
彼女は現場に到着後、セッティングしたり説明したりで顧客に付きっきり。
俺は残りの資料を取りに再び社有車に戻ると、よからぬ事を思いついた。いや最初からこの時を待っていた。
社有車の助手席には彼女のバックがポツンと。
車に乗り込んだ。
美人で子猫や子リスみたいに可愛い彼女。当然ながら人気が高く多くの男性陣から声かけされていた様だが、とにかくパンティーラインも見せない位に隙の無い彼女。あしらい方も上手。
きっとお似合いの彼氏がいるんだろうな。
しかし、何故か息がよく合い同行するとお互いの仕事も上手く進んでいた。というか彼女との仕事は全力で行っていた。