-
-
他人の生態を観察するのは面白い。
家族、友人、彼氏とは電話する声がまったく違うこともある。
可愛い子の部屋に彼氏が来ていて、恋人同士の甘い時間を過ごしたあと、彼氏が帰ったすぐ後にトイレに駆け込み、唸りながら大きなおならをし、ポチャン、ポチャン、ポチャポチャポチャポチャ、ブブーッ。
刺激されて便秘が治ったのかもしれないと思った。
購入したばかりの下着を次々に着ては姿見を見ていた子は、はみ出した毛をカットしていた。
ムダ毛の処理の仕方はいろいろで、その時の表情も含めて楽しく見られたし、冬場に腋を伸ばしたままにしている子がいたのも、貴重な発見をした気分だった。
腋の処理をしない子は何人かいた。真面目メガネ化粧っ気ナシとか、ぽっちゃりで股も剛毛とか、これは納得という人もいたが、中には可愛らしい子や美人もいた
学生時代に、飲み会のあとホテルに行ったら「恥ずかしいから見ないで」と言い、短い毛がちょろちょろ生えていた子もいたが、男から見ても濃すぎだろうという腋毛を何人も見てきたから驚かなかった。
「薄いんだね」「伸ばして」とか言ったはずだ
同じアパートにも、隣近所のアパートにも、同じ大学や、近くにある専門学校、看護大学の学生が住んでいた。
そうなると、もう止まらなかった。どの部屋に誰が住んでいて、どんな人なのか個人情報を集めてノートに記録した。
これは男女とわずだったし、その過程で覗ければ覗くという感じだった。
ものすごい巨根も目撃したし、小さな包茎でも彼女やセフレができると知った。
授業に出て、バイトをし、友達と遊び、彼女もいて、それでも夜には近所のアパートをあちこち見に行っていた。
同級生の男で、いつ見てもオナニーしているやつがいた。
勉強していた女の子が、突然パンツの中に手を突っ込み、激しく動かしたかと思ったら「んん!」っと声を出しながらのけぞり、手も洗わずに勉強を再開するのも見た。
恋人といる時も良いが、一人でいるのも良かった。
遠距離恋愛をしている熊本の進学校出身の子が、大学の先輩に押し切られ、ダメダメ言いながら関係を持ち、そんなことは一切言わずに電話で彼氏と別れるのも見た。
電話のあとものすごい泣いていたが、小一時間くらいあとに見たら、先輩が部屋にいて抱き合って慰められていて、なんだそれ?と思った。