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「彼女の裸を見ても勃起しないような関係なんだ・・・見慣れているんだ・・・」
体を拭いた後も、男は全裸のままで部屋をうろうろ
彼女は長い時間をかけて髪をドライヤーで乾かす
暑かったのか、男が窓を全開にすると、シャンプーと髪の香りが郵便受けから吹き出した

「これからHするんだろうな」「見れるかな」「ベッドは半分くらい見えてるな」
髪を乾かし終えて、歯を磨いて、スキンケアをして、窓を閉めて・・・「鍵、かけなかった・・・」
カーテンを閉めて、電気を消して、小さな明かりだけにして、様子が見えにくくなる
何か話してる、笑ってる
「もしかしたら、もう寝るだけかも」  ・・・そんなはずはなく、静かになってしばらくしたら
明らかにキスをしている音
思い切って窓の下へ・・・動悸は激しくなっているけど、震えながら窓に手をかけ、押す・・・
キュッと音がしたような気もするが、1センチくらい開いた
いきなり彼女の「アッ」という喘ぎ声と、男の、どこかを吸う「チュッ、チュッ」と言う音
「こんなに聞こえるんだ」と思うと、ここから先に期待が高まりすぎて心臓を握りつぶされそうな感覚に・・・

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