-
-
「彼女の裸を見ても勃起しないような関係なんだ・・・見慣れているんだ・・・」
体を拭いた後も、男は全裸のままで部屋をうろうろ
彼女は長い時間をかけて髪をドライヤーで乾かす
暑かったのか、男が窓を全開にすると、シャンプーと髪の香りが郵便受けから吹き出した
「これからHするんだろうな」「見れるかな」「ベッドは半分くらい見えてるな」
髪を乾かし終えて、歯を磨いて、スキンケアをして、窓を閉めて・・・「鍵、かけなかった・・・」
カーテンを閉めて、電気を消して、小さな明かりだけにして、様子が見えにくくなる
何か話してる、笑ってる
「もしかしたら、もう寝るだけかも」 ・・・そんなはずはなく、静かになってしばらくしたら
明らかにキスをしている音
思い切って窓の下へ・・・動悸は激しくなっているけど、震えながら窓に手をかけ、押す・・・
キュッと音がしたような気もするが、1センチくらい開いた
いきなり彼女の「アッ」という喘ぎ声と、男の、どこかを吸う「チュッ、チュッ」と言う音
「こんなに聞こえるんだ」と思うと、ここから先に期待が高まりすぎて心臓を握りつぶされそうな感覚に・・・ -
もしも長い時間をかけたHだったら、心臓発作で死んでいたんじゃないかと思う
それくらいもの凄い速さで心臓が動いていたし、血液の流れる音が耳の奥から聞こえているようだし
頭も痛くなって、それでも耳だけは部屋の中に集中していて・・・
(後から考えれば、平日だったからか、この日のHは淡泊で)すぐにベッドのきしむ音が聞こえて
「あぁ、挿れられてるんだ・・・正常位だろうか」「こんな近い場所に自分がいるなんて、彼女は知らないんだ」とか思った
ふと、玄関に戻って伺うと、常夜灯の明かりでも様子がわかった
「見える」とわかった瞬間、また心臓がバクバクし始めた
白く見えるのが彼女の足、その間に男の体、声もけっこう聞こえた
声は控えめじゃなかった・・・想像していたのと違い、少し低めの声で、なにより大きかった
かすかに男の声も聞こえて、動きが止まり、何と電気がついた!
まだ大きなままのものにぶら下げたゴムを外し、彼女にもティッシュを渡す
普通のトーンの声で話したり笑ったりしてる
彼女もベッドから降り、抱き合ってキス 「あぁ、キスしてる・・・」当たり前なのにショックだった
ブラをつけ、パンツを履き、Tシャツを着て、男は冷蔵庫からお茶を出して飲み
電気が消えたのは深夜2時
こっちは放心状態 股間は我慢汁が冷えて冷たくヌルヌルに -
自分の部屋に戻り、思い出して三こすり半で発射
それから毎日のように通った
一度だけ彼氏と鉢合わせしかけてヒヤッとしたが、向こうはこちらを知らないし、普通にすれ違った
慣れると郵便受けの開け方もそっとできるようになった
裸は見慣れるくらいになったし、彼女のいろんな表情も知れた
カーテンに隙間があったことや、電気をつけたままのHも何度もあった
間を置かずに新しい彼氏が来た時は驚いた
接し方とかが、元カレとは少し違ったり、Hの時の反応も違っていたり、いろいろ気付いた
大学時代の一番の思い出だけど、人に行ったことは無い
続けて笑い声と男の声が聞こえた時に、湧き上がってきた絶望と期待感
結局、興味と期待感に押し流されるまま、夕方7時から深夜2時まで周囲をうろつき窓の下に潜んだ
風呂場のルーバー窓からは石鹸の香りとともに二人の会話やシャワーの音が・・・
「あー、やっぱり一緒に入るような関係なんだ・・・」と吐きそうになりながらも股間は膨らんだ
カーテンは閉まっているから、窓やら壁やら、いろいろ耳を押し当てて音を聞こうとした
結局、玄関の郵便受けから室内が見えると気付いた時の衝撃
風呂上がりの二人の足が見えた時の「もう引き返せない」という思い
震える手で郵便受けの羽を押し上げた時に見えた彼女のお尻
バスタオルで体を拭きながらチラチラ見える陰毛と、少し小さめの胸
知らない男の包茎チンポ・・・
つばを飲み込んだら変な音がして、見つかるんじゃないかとビクッとした