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>>748

雨は前も見えない位に降っている。
彼女の自宅のおおよその場所を本当は知ってるのに、わざとらしく案内してもらう。

(そこを曲がって〜こっちですっ!あっそこの細い道です。あの黄色の家ですっ!)

彼女は何の疑いも無く自宅を教えてくれた。
こんな超変態の俺を信頼してくれてるんだなぁ。
‥· ちょっと申し訳ない。
なんと、当初リストアップしていた家とは違って、大きな敷地の古い家の裏側にある築20年位の古くも新しくもない家で、俺は完全に見逃していた。

大雨の中、「ありがとうございました!せいのっ!」とドアを開けて車を降りると急いで玄関まで小走りに行って、最後にこちらを振り向いて可愛い顔で笑って手を降ってくれた。

俺はクールな表情…本当は興奮ぎみで…で軽く手を上げその場を去った。

やった!やったぞ!
これで遂にロックオンだぜ!
物凄い高揚感!

でも、彼女の気持ちを裏切るような気がして悪い感じがする。
だがそこは 【 超変態 】 。 
直ぐに行動開始した 。 。 。

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