(2)
しかし。シャッターを切るどころか、カメラを向けることすらできずまたもや通りすぎる。心臓がバクバクだ。手も震えている。隣に座る別の女と談笑しているのでこちらの存在には気づいていない。もう一度トライする。今度は少し離れた所から正面を狙う。そこからでもパンツは確認できたが少し遠い。そこでこのデジカメの本領発揮だ。最大の18倍ズームにするまでもなく女の顔から足先までを容易に捕らえ、白いパンツが足の間に見えている。シャッターを切る。何枚か撮り、遂に最大倍率18倍へ。するとその白いパンツがほぼ画面いっぱいに広がる。その状態でさらに数枚撮り、その場を離れる。
やった!やったぞ!撮ったぞ!初めて撮ったぞ!
嬉しさと怖さが入り交じった複雑な感情を抱きつつ、少し先の建物の陰で画像をチェックする。
撮れてる。。。
顔もスカートも靴も、そしてスカートの奥、足の間から見える白いパンツも。画面で確認すると、生パンではなく、薄い色のパンストをはいているようだった。しかしそんな物でパンツは隠れるはずもなく、しっかり透けて写っていた。パンストのセンターシームの縫い目が逆にエロさを強調していた。
これが俺のデビューだ。
今思えば、この時成功してしまったから長年撮りにハマってしまったのかもしれん。ビギナーズラック、ではないがいきなり初っぱなの初っぱなで完璧なパンチラが撮れてしまった事が、その後の俺に影響がなかったとは思えない。
ちなみに以前この場で見たパンチラ女というのはなんとチャイナドレスだった。彼氏と並んでやはり同じような所に座っていて、膝も足先も閉じていたが、斜めから見るとパンツが見えている状態、斜め座りパンチラだった。パンツは白だった。ライブでのコスプレなのかわからないが派手な色のチャイナドレスに反し、純白パンツだったのは今でも覚えているし当時興奮したものだ。しかし、まだデジカメがなかった頃だったので、あぁ、カメラがあればなぁ、と悔やんだことを覚えている。
終わり
132 星
133 星


(1)俺の座りパンチラ撮りのデビューは2011年頃だったかと記憶している。当時売られていた1 万円台のコンデジを手にした頃だ。知人に安くてズームの効くコンパクトデジカメかあると教えてもらい購入したのだ。最初からパンチラ撮り目的だったのではなく、単にズームコンデジが欲しかったにすぎない。今では珍しくないのかも知れないが、当時その価格で望遠倍率18倍は恐ろしく高性能かつ安価であったそのコンデジはとても気に入っていた。
ある時ふと、このカメラで座りパンチラが撮れるんじゃないか?と思い、ちょうどその頃近くのスタジアムで行われていた某音楽グループのライブ会場に行ってみたのだ。ライブ開始前、スタジアム周辺では多くのファンが集まり、段差や階段に座って雑談や食事をしていた。以前、そこで別のイベント時に座りパンチラをしているのを見たことがあった。もしかすると、と思いその日訪れると、いきなりスカート座りパンチラ女がいた!広場の脇の低い段差に体操座りし、足首はそこまで開いて無いもののM字体勢でパンチラをしている!
現地に到着し、ものの数秒、だった。どこかにパンチラ女がいるだろうとは思っていたが、まさかいきなりいるとは思っておらず、焦りながその女の前を通りすぎた。もちろんスカートの中に見える白いパンツを凝視しながら。歳は30歳くらいだろうか、スカートはカーキ色、丈はセミロングといった感じか。
女の前を通りすぎ数十メートル過ぎたところでストップ。今度はデジカメの電源を入れ、Uターン。再びパンチラ女の前を通る。
(2)へ続く