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教員は確かに精神的に幼い人が多かった。会議で感情論ぶちまけたりふてくされたり…。
でも、元教員として1つ言わせて貰えるならば。
「学校現場は精神的に幼いことを求められた」という側面にもメスを入れないといけない。
学校は大人だけでは処理できないものも任され、力技で回さざるを得なかった。

そこに、青春に憧れ続ける純朴な教員達はみるみる絡め取られ、気付けば大人の仕事としてははなはだ境界が曖昧な「熱血教員」達が増産された。言わば需要と供給が噛み合ってしまった。
彼等の軍隊的な、あるいはカルト的な働きは理屈だけでは救えない生徒達を救いもした。だが、最早時代は変わった。

学校はちゃんとした大人の職場に戻らなくてはならない。
そしてそのためには、今まで教員の熱意に任せてきていた多量なグレーゾーンの業務を削減し、教員が本来の仕事を通じて自己実現と精神的成長をしていける余裕を取り戻すことが肝要。
…なので、そろそろ休みも明けますが皆様お身体気を付けて。

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