• 795社畜
    2022/10/16(日) 19:12:16 ID:8SThm9/Yi
    幻の演奏会 ⑲突然の棄権

    それからは憂鬱な日々が続いた。

    市民祭りまで残り1週間。
    社畜達は一体何をやらされるのか分からないまま
    不安な気持ちで仕事をしていた…。

    スレンダーも「もうどうにでもなれ」といった態度で
    開き直っている。
    ゲーマーも「なんとかなるでしょ〜」と能天気。
    バリカンは落ち込んでおり、セカンドは通常運転。

    滅茶苦茶なユニットのせいで、笑いものとして
    市民たちに晒されることになると分かっていながらも
    誰1人行動を起こす気力はなかった…。

    が、しかし奇跡は起きた。

    休憩中の医務室へ意外な来客が訪れたのだ。

    「あの…演目を辞退したいんですが…。
    もう遅いですか…?」

    突然の棄権宣言はラッパーとバンドガールから
    行われた。
    スレンダーとゲーマーは自分の耳を疑う。

    「あまりに出来が悪くて…。迷惑かけるかなと
    思ったので…。はい…。」

    スレンダーは「そう思うのなら」と辞退を承諾。
    ゲーマーは意外にも「そう言うのなら」と納得した。

    ものの5分で今まで悩んでいたことが決着した。

    しかし社畜はこのあっさりな展開に違和感を感じた。
  • 796社畜
    2022/10/16(日) 20:03:41 ID:8SThm9/Yi
    「幻の演奏会」 ⑳終焉のその裏側

    突然の市民祭りの振り出し。この話題は休憩室でも
    持ち切りだった。 そこで社畜は医務室から例の如く
    盗み聞きをすることに成功する。

    「救われたよね〜私達。助かった〜」
    チェルシーの安堵に満ちた声。
    「うーん。そだねー。良かったー。」
    力のない返事の第三者。
    「……ほんとう」
    未だ落ち込んでいるバリカン。

    「これもセカンドちゃんのおかげだね!一安心!」

    興味深い発言をするガーディアン。

    全神経を統一させ盗み聞き。詳細をまとめてみた。

    ・コテンパンに精神をやられているバリカンを見て
    ママ友のガーディアンに経緯を聞いてきたセカンド。
    ガーディアンは説明、そして協力を要請する。

    ・事情を知ったセカンドは直接バンドガールを呼び出し、今回の演奏会について本当にやる気があるのか
    確認。もし自信が無いのなら辞めろと忠告。
    (せーりのことに関しては触れず)

    ・慌てふためくバンドガールはラッパーを召喚。
    それでもセカンドは動じず、忠告を続ける。

    ・今度はラッパーが武道と剛毛鍵盤を召喚。
    「ウチらこれだけ真剣なのに辞めろってどゆこと?」
    と数で圧倒発言をするも、実際には内容が煮詰まっていない演目を指摘されて「…ぐぬぬ」状態。

    ・それでもまだ抵抗を続けるユニットに対して
    セカンドが何をしたかは分からないが、「棄権」を
    宣言させるくらいだから余程のことをしたのだろう。

    なんだ、意外に仲間のこと気にしてるんじゃないか…

    「……何してんの?」

    セカンド▶︎社畜
  • 797社畜
    2022/10/16(日) 20:22:38 ID:8SThm9/Yi
    「幻の演奏会」 ㉑どっこいしょ〜

    市民祭り当日。
    来賓席には我らがボスのBOSSがいた。

    「はいはい!ガンバガンバ〜!応援してる〜!」
    とビール片手に楽しげな表情…。

    こっちはかなり揉めたってのに…。

    「社畜くーん。応援してるね〜☆」

    心配が応援してくれている。
    その胸揉ませてくれよ。

    『それではHENTAI病院さんによる演目です!』

    アナウンスが流れてきた。


    「逝ってきます」



    そこにはHENTAI達が一夜漬けで練習したソーラ○節をオドオド披露する姿があった。

    ~完~



    職員トイレにて
    「副リーダー、ちょっとウチらにやりすぎたよね。
    どう思う?剛毛?」

    「そうですね…。少し大人気ないと感じます」

    「だよねー。ちょっと痛い目合わせちゃう?」

    「多少はそれなりの覚悟があって、やってると思うのでいいのではないでしょうか。」

    「えへへー。じゃあ決定〜♪ウチら3人怒らせたら
    怖いんだかんねー。そうだよね?」



    「うっす」



    IFのIFストーリー 「ラッパーの逆襲」考え中。
    セカンドに魔の手が迫る…。
  • 798社畜
    2022/10/16(日) 20:30:11 ID:8SThm9/Yi
    半ば強制的に終了させた感のある「幻の演奏会」、
    そしてIFのIFストーリーとして「ラッパーの逆襲」を考えています。

    内容は性的な逆襲を考えているのですが、完璧な
    フィクションになってしまうのであまり好めない方も
    出てきてしまうのかなと思ってしまいます…。


    それ以前に「文字の羅列を見に来たんじゃねぇよ」と
    感じている皆様、すみません。
    長編は以上です。

    今後あったとしても5〜6レスくらいで完結する
    ショートストーリーです。

    あと新キャラクターも残り3人。
    HENTAI最終章の終盤戦スタートです…。

    よろしくお願いします…。

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