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入浴後のカオルさんについては、俺は更にリスクを冒して盗撮することを控えた。
流石にバレるのはヤバいと今更ながらに冷静になったのと、撮れ高としては十分だったので、カオルさんがドライヤーで髪を乾かし始めた隙に、ドライヤーの音で俺の足音はかき消されると踏んで、あとは周囲に見つからないよう慎重に彼女の家を抜け出した。
俺は彼女が温泉旅行から戻ってきた後に、程なくして彼女の家に正式に遊びに行くことにした。
勿論、カオルさんに直接対面することが目的なのだが、お父さんが海外駐在で不在の間に、姉妹のように仲の良い母親には彼氏を紹介しておきたいという彼女の希望を巧みに誘導して、彼女の家に遊びに行ったのだった。
彼女の家は2回目だが、俺は完全に初めてのお宅訪問を演じた。
カオルさんに初めましての挨拶をした時、カオルさんは白シャツにスキニーデニムと、勿論普段着で出迎えてくれたが、あの日以来毎日のように記録した動画を見まくっていたことで、俺の脳裏にはカオルさんの裸体がしっかりとイメージできるようになっていて、盛り上がった股間をバレないようにするのに必死だった。
写真で見ていたけど、実際に会うと姉妹みたいに若くてお綺麗ですね、という俺の褒め言葉に照れてはにかむカオルさんの姿が可愛らしく、愛おしく感じた。
彼女の家ではカオルさんも交えて談笑しつつ、彼女に大学で出会って一目惚れして積極的にアプローチしたことを話しつつ、彼女の可愛さはお母さんから受け継いだものなんですね、とヨイショしつつ、ある程度冗談も通じるようになってきた頃合いで、そのスタイルはどうやってキープされてるんですか?など、わざと聞きながらカオルさんが照れている姿を見つつ、カオルさんが入浴中に行っている毎日のルーティンを知っている俺は、背徳感と優越感に浸りながら楽しいひと時を過ごした。
結局俺は大学卒業とともに地元を離れ、彼女とは遠距離恋愛なったこともあり、程なく別れることになった。
4年間で彼女の身体は知り尽くしていたが、母親であるカオルさんの裸体も何度もオカズにしていた俺。
カオルさんの妖艶な裸体を至近距離で覗き見たあの夏の夜の出来事は今でも色褪せない。

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